- acu.place自由が丘院長
『肩コリ』の本当の原因!?

私たちを悩ませるしつこい肩コリ。一体何が原因?
「えっ?呼吸?!」
「肩コリ」は一般的に首肩周囲の筋肉が過剰に働き、緊張することで血管を圧迫し、血流が悪くなった状態です。
その結果、痛み・重だるさ・頭痛などの肩コリ症状が現れます。
ですが、これはあくまで結果であって「原因」ではありません。
元の原因は「姿勢」にあります。
特に近年、若年者から高齢者まで肩コリを感じる人が増えている理由に、スマートホンを使用する頻度が増え、姿勢が悪くなり、肩・首へのストレスが多くなったことが挙げられます。
では姿勢を良くするには何が必要でしょうか? ・・・筋力?
確かに良い姿勢を保つにはお腹や背中の筋肉が必要なのですが、そこを過剰に使ってしまうことも「コリ」につながってしまいます。
大切なのは、実は「呼吸」です。
呼吸はみなさんしていることですが、ただの呼吸ではなく、お腹と背中が膨らむ「腹式呼吸」です。
腹式呼吸はお腹の中の圧を高めることで、体幹を安定させます。
それにより腹筋や背筋を過剰に使わなくても、良い姿勢をキープすることができるのです。
またゆったりとした腹式呼吸は自律神経を整え、血流を改善させます。
吸う時に胸を膨らまし、肩が上がってしまう「胸式呼吸」では首肩の筋肉を過剰に使うため、逆に肩コリの原因になってしまいます。また短く浅い呼吸は自律神経のバランスを乱します。
私たちが毎日約2万回もしている「呼吸」を見直す事で姿勢が良くなり、肩コリも改善することが可能なのです。
深い呼吸の練習法
①仰向けに寝て、足を椅子の上に乗せます。
②手は左右の腰に当て、親指が背中側の横腹、他の四指はお腹側に当たるようにします。
③腰に当てた手を押し返すようにお腹と背中を膨らませながら鼻から息を吸います。
※肩と首に力が入らないように注意します。
④吸った時の倍の時間をかけて鼻から息を吐きます。その時お腹が凹んでいくのを感じましょう。
⑤これを4~5回繰り返します。
